LINE の『 危険 な 設定 』とは!? セキュリティ 強化は緊急課題。
皆さんが日常生活で一番活用するアプリは何でしょうか。多くの方が『 LINE 』なのではないでしょうか。今や、友達や家族とのコミュニケーションに欠かせないアプリに成長しました。しかし、それが故に、 LINE は一歩間違えると非常に危険なアプリ とも言えます。
本記事では、『これだけは変更しておいた方がいい!』という、 セキュリティ 設定をご紹介したいと思います。ご覧になった皆さまのご参考になれば幸いです。
金融サービスを始めた LINE は、もはや普通のチャットツールではない
一昔前までは、さして重要な情報を持たないチャットツールだったが…
LINE は、サービス開始当初はいわゆるチャットツールにすぎませんでした。しかし、現状はいかがでしょうか。
チャットツールに留まることなく、個人情報の塊ともいえる金融サービスの拡大に猛進しています。具体的には、保険サービスやソーシャルレンディングを皮切りに、みずほ銀行と組んで銀行業にまで業態を広げようとしています。最近では、 LINE Pay が話題ですよね。
もはや銀行アプリと同等のセキュリティ対策が必要
上述の通り、金融サービスが開始された今、一つだけ確かなことが言えます。それは、 LINE に対して『 銀行アプリと同レベルの セキュリティ 対策を施す必要がある 』ということです。
同アプリが唯のチャットツールだった時代、アプリが保持していたのは、家族や友人の連絡先や会話履歴のみでした。極論かもしれませんが、その情報が漏洩したとしても金銭的な実害が発生するリスクは低かったといえます。しかし、金融サービスを持つ時代となった今、 LINE への不正侵入は金銭的な実害に直結するリスクがあるからです。
初期のままでは危険! これだけは変更したい セキュリティ 強化ポイントは!?
それでは早速、今すぐ変更しておくべき危険なポイントをご紹介いたします。
いずれも「設定メニュー」(「友だち」の左上にある歯車マークから表示できます)から確認できます。
「ログイン許可」の無効化
まずは、「アカウント」のメニューです。
ここで確認していただきたいのが「ログイン許可」という項目です。多くの方は、LINEはお手持ちのスマホからしか使わないと思いますので、こちらは無効にしておきましょう。
こうすることで、PC や iPad からLINEにログインすることを禁止できます。
「アプリからの情報アクセス」の拒否 / 「Letter Sealing」の有効化
次は、「プライバシー管理」のメニューです。
ここで確認していただきたいのが「アプリからの情報アクセス」という項目です。この項目では、ご自身のプロフィール情報を、友達経由で第三者が取得することを許可するか否かを設定できます。恐ろしいことに初期のままだと「常に許可」となっています。こちらは、直ぐに「拒否」に変更しておきましょう。
加えて、下図では色枠をつけれておらず大変恐縮ですが、「Letter Sealing」も有効化しておきましょう。こちらを有効化することにより、メッセージが暗号化され、その送受信者以外には解読できないようにすることができます。
「ウェブ追跡型広告の受信」の無効化
最後は同じく「プライバシー管理」のメニューにある「広告の設定」です。
具体的には、「ウェブ追跡型広告の受信」という項目です。こちらが有効になっていると、ご自身のウェブサイトの閲覧履歴がLINEによって収集され、その内容に応じた広告が配信されるようになります。
あまりに自分にピンポイントな広告が表示されるのは少し気持ち悪い…とお感じになる方は、こちらを無効にしておきましょう。
まとめ ~ あまりにも急速なサービス拡大 ~
LINE は、手軽に使えるチャットツールとして非常に広く一般的に普及しました。その一方で、急速に金融サービスへの拡大を図ったが故に、その業態変化に対して、一般ユーザの セキュリティリテラシー や 対応状況 が追いついていない印象を受けます。
本記事では、 セキュリティ を手軽に強化できるポイントをご紹介しました。一通り対応したとしても小一時間で完了するものとなります。是非、お試しいただければと存じます。