Exchange Online で RFC 違反の メールアドレス 宛に送信できるか!?
Exchange Online でメールを送ろうと思ったら、宛先 メールアドレス の@前に「.」が連続出現。
「いやいや、 RFC 違反でしょ…」と思いつつ、ダブルクォーテーションでローカルパートを囲んでからメール送信するもエラーメールが返ってきました…
Exchange Server は初期設定だと RFC 違反 メールアドレス は送受信できなかった!?
オンプレの Exchange Server は、 RFC 違反 メールアドレス を取り扱うためには予めサーバ側で設定を入れておく必要がありました(↓)
もしかして、 Exchange Online でも似たようなパラーメータが潜んでるのか!?ということでサポートに問い合わせてみました。
Exchange Online は特に設定なしで RFC違反 メールアドレス の送受信ができる!
結論から言うと、 Exchange Online は特に設定することなく、 RFC違反 のメールアドレスにメール送信できます。
MSサポート曰く、 RFC違反 メールアドレス 宛の送信エラーは、メールリレー先のメールサーバ側が受信拒否していることが原因で、同様の問い合わせが多数来ているんだそうです。
えっと、失礼しました…という感じでした。
その他、本件に関するマメ知識
今回の件、色々と検証してみたのですが、ローカル配送になるケース( RFC 準拠している メールアドレス )に対して、ダブルクォーテーションを付けると送信エラーとなります。
理由は、 Exchange Online が、ダブルクォーテーションを解釈するのはテナント外部宛てのメール送信時のみとなる仕様になっているからです。
まあ、そもそも、 Exchange Online がテナントのメアドとして、 RFC 違反 メールアドレス を許していないので当然といえば当然の仕様ですかね。
最後に ~ Office365には色んな罠が… ~
既にご存知の仕様もあるかと存じますが、私が知り得た『 Office365の危険な仕様 』を適宜掲載しております。
ご興味がある方は、是非、ご参考にしていただければと存じます。