Philips Hue 一強の終焉!? 『 ブリッジなし 』の スマート電球 。

2021年3月17日

スマート電球 というと『 Philips Hue 』が有名です。しかしながら、 同製品は無線LAN機能を搭載していないため、LED電球とは別途『 ブリッジ 購入 』が必要となります

そんな昨今、低価格な家電で人気を博している アイリスオーヤマ から、コスパ抜群の スマート電球 が発売されました。なんと無線LAN搭載で『 ブリッジなし !』という非常に魅力的な製品となります。

本記事では、同製品の魅力について順を追ってご紹介していきたいと思います。

 

Phillips Hue の難点を打破! 無線LAN搭載の アイリスオーヤマ 製品

まず、必ずといっていいほど Phillips Hue と並べて売られている『 ブリッジ とは何か? 』からご説明したいと思います。

 

スマート家電を ”つなぐ” 『 ブリッジ 』とは何ものか?

ブリッジ とは何か?というと、『 無線LANで通信するスマートスピーカー 』と、『別規格(=ZigBeeという通信規格)で通信するスマート家電(照明器具など)』をつなぐための機能となります。

これだけでは『!?』となりますので、少し具体例を使ってご説明したいと思います。

スマートハブ機能

 

『 Philips Hue 利用時の注意事項 』 = 『 ブリッジの必要性 』

まず、ご注意いただきたいのが、『 Philips Hue (電球)』は無線LAN機能を搭載していないということです。つまり、単体では調光や調色はできません。

このため、必ずといっていいほど『 ブリッジ 』という製品が並べて売られています。まさに、同製品が『 電球 』と『 無線LAN経由で動くスマートスピーカー 』をつなぐための機能を担ってくれます。

繰り返しになりますが、 Philips Hue は単体では普通の電球にしかなりません。

 

アイリスオーヤマ 製品 なら『 ブリッジなし 』でスマート化!?

ここまで Philips Hue 利用時の注意点をご説明しましたが、本記事でご紹介する アイリスオーヤマ の スマート電球 であれば『 ブリッジなし 』となります。

何故ならば、スマート電球そのものが無線LANを搭載しているためです。詳しくは後述しますが、IFTTTに対応していないといったデメリットはあります。しかし、スマホアプリによる自動制御機能が提供されております。高価な ブリッジ が購入不要というのは、デメリットを補って余りある大きなメリットといえます。

アイリスオーヤマ 渾身 の スマート電球は3製品からのラインナップ

それでは、製品ラインナップを確認したいと思います。

全部で3つの製品がラインナップされています。但し、細かな違いはあるものの、大きな違いは調色機能の有無とレベルのみといっても過言ではありません

細かな特徴については、後述していきます。

機能 製品型番
LDA9L-G/D-86AITG LDA9D/L-G/D-86AITG LDA10F-G/D-86AITG
スマートスピーカー対応
スマホによる遠隔操作
調光機能
調色機能
寒色~暖色

RGBWで自由調整
口金 E26 E26 E26
全光束 約810lm 約810lm 約810lm
定格消費電力 約8.9W 約9.1W 約9.7W
定格入力電流 約0.148A 約0.149A 約0.099A
配光角 約220° 約220° 約220°
設計寿命 25000時間 25000時間 25000時間

Philips hue が できること

【特徴1】電球単独でもスマートスピーカー対応可能

当然、スマートという名前を冠しておりますので、Alexa / Google home などに対応しています。前述の通り、本製品とスマートスピーカーが無線LANを利用できる環境下であれば、音声のみでON/OFF以外にも明るさを調整することができます( Philips Hue であれば必須となる ブリッジ は不要!)

 

【特徴2】IFTTTも不要? スマホアプリで簡単操作

アイリスオーヤマ 純正のスマホアプリが提供されており、次のような機能を提供してくれています。スマホアプリを通じて、天候や時間といった様々な条件に応じた自動制御が可能であり、IFTTTに未対応というデメリットはあるものの、よほど使い込む方ではない限りは低価格というメリットが勝るかと思います。

 

スマホアプリから『 できること 』

● スマート電球の調光/調色
● スマート電球の共有(複数人で操作可能 ※家族で利用したい時に便利?)
● スマート電球の自動制御(天候や時間などが自動制御の諸条件) など

 

なお、スマホアプリの詳細な使い方等は、公式サイトに丁寧でわかりやすい説明があり、購入前の参考情報にもなります。ご興味がある方は、是非ご覧ください。

 

【特徴3】明るさ広がる広配光モデル

電球というと狭い範囲しか照らせないイメージがありますが、本製品は配光角が220°と非常に広いです。このため、リビング/ダイニング/キッチン/脱衣所など、空間全体を明るく照らしたい場所であれば全般的に利用することができます

 

【特徴4】虫が寄り付きにくい紫外線量

LEDというと、光の強さから虫が寄り付きやすいといった特徴があります。しかしながら、本製品は従来の照明と比べて紫外線量が少ないため、虫が寄り付きにくいという特徴があります。正直、使いどころ次第では、対したメリットにはならない気もしますが…

philips hue v2 と v3 の違い


 

まとめ ~スマート電球の価格破壊が始まった!?~

いかがでしたでしょうか。いわゆる スマート電球 は、慣れれば慣れるほど本当に便利です。

どんな技術も、徐々にコモディティ化が進み、高機能かつ低価格な製品が提供されるといったサイクルとなります。本背品も、いよいよ スマート電球 も コモディティ化 の サイクル を辿り始めたと感じる製品です。