【危険】ライセンス有無は関係なし! SharePoint に誰でも保存可能!?

2019年1月14日

Office365 を使っているユーザからの問い合わせで気づいたのですが、各種Officeソフト(Wordなど)において、誰でもファイルの保存先に SharePoint を選択・保存できてしまうことに気づきました…

色々と状況を調べると、ユーザが好き勝手にファイルを保存しているうえに、ご丁寧に全ユーザに公開されているではないですか….。それも、ユーザに対して SharePoint のライセンスは一切付与していないにも拘わらずです!

 

事の発端は、2015年に発覚した製品不具合!?

事象が発覚した直後、急ぎサポートに問い合わせました。そして、判明した事実は『2015年にアナウンスされた下記の製品不具合が未だに解消されていない』ということでした。

 

上述サイトで色々と説明(=弁解)されているものの、要は『 SharePoint のライセンスを付与しているか否かに関係なく、Officeソフトから保存先に SharePoint を選択できてしまう 』という状況が今なお継続しているようです。

空いた口が塞がらないとは、まさにこの事です…

 

 

Office365 を導入したら、 SharePoint のアクセス権限はお忘れなく!

とにかくご注意いただきたいのが、ライセンス有無は関係ないという点です。

このため、 Office365 は導入したものの、『 SharePoint は使わないしライセンスも付与してないし 』ということで放置しておくと、いつのまにやらファイルの置き場所と化してしまうおそれがあるということです。

 

ライセンス有無で制御できない以上、本事象を回避する方法は『 SharePoint のサイトコレクション側でアクセス制限 』となります。もしくは、私が取った少々乱暴な手段としては、『 SharePoint でデフォルト設定されていたサイトそのものを全て削除 』の二択になるかと思います。

 

既に、 Office365 を活用されている方は、是非一度、状況を確認されることをお勧めします。なお、ファイル保存先の選択時に、SharePoint のURLを入力しないと選択できないケースもあるようです。この場合は、(運よく)ユーザに気づかれていない可能性もあります。

 

 

最後に  ~ Office365には色んな罠が… ~

既にご存知の仕様もあるかと存じますが、私が知り得た『 Office365の危険な仕様 』を適宜掲載しております。

ご興味がある方は、是非、ご参考にしていただければと存じます。