スマホ のセキュリティ強化は必須。LINEも今すぐ設定変更を!

2018年12月1日

日頃、スマホを使ってニュースアプリやFacebook等のSNSを見ている時に、「何だか広告が自分にピンポイントな内容ばかりだな…」と感じることはありませんか?

理由は簡単です。皆さんが「どんなウェブサイトを見ているのか」や「どんなジャンルの記事を投稿しているのか」等の情報が収集され、その分析結果に応じて広告が表示されているからです。例えば、アプリをインストールする際に、特に意識することなく「同意する」をクリックする方が多いかと思います。「同意する」をクリックする前に利用許諾を読むと、だいたいのケースにおいて「あなたの情報を色々と使わせてもらいますよ」といった主旨の条項が設けられています。

自分のニーズや趣向にマッチした広告を表示してもらえるのは好ましい面もありますが、あまりに自身の情報が色々と使われすぎてしまうとさすがに気持ち悪くなってきます

本記事では、アプリの設定変更や、無料のセキュリティ対策アプリによって、少しでもスマホのセキュリティを強化していただくための方法をご紹介いたします。ご覧になった皆さまのご参考になれば幸いです。

 

スマホをガラケーと同じ感覚で使うのは非常に危険

スマホは一昔前のPCを凌駕する性能を誇っています。これは言い換えると、昔のPCで実現できたことはスマホで同じように実現できる時代になっているということです。

それにも関わらず、PCを利用していた際にはきちんとウィルス対策ソフトをインストールしたり、セキュリティアップデートを実施していたにも関わらず、同じような対策をスマホでは実施しない方が多いです。

最近、「 スマホを落としただけなのに 」という映画がヒットしています。さすがに、FacebookやLINEに不正ログインしようとすれば、ご本人に警告メッセージが送信される仕組みになっていますので、映画のように簡単に侵入を許すことはありません。ただ、現実に起こりうる出来事ということに変わりはありません。ハリウッドスターのスマホから私的な写真が流出するなんて事件も現実に発生していますよね。

Fintechやキャッシュレス化の動向も踏まえると、いよいよもってスマホは単なる通信端末ではなく、従来の通帳&銀行印、財布やクレジットカード等と同等以上に重要な存在となりつつあります。まずは、この辺りをご認識いただければと存じます。

決済手法の近未来化

 

 

iPhoneのセキュリティ事情 ~重要になるのはアプリ側?~

ここからは日本においてシェアTOPのiPhoneを中心にご説明していきたいと思います。

まず、iPhoneそのものは非常にセキュリティが強いプロダクトです。技術的な詳細説明は割愛しますが、iPhoneの頭脳となるiOSは、いわゆるウィルスやマルウェアといった類のものに対して十分な対策が施されたアーキテクチャを採用しています。このため、iPhoneを利用している場合、特別な理由がない限りは有料のウィルス対策ソフトはインストール不要です。実際、私も日本の一部上場企業や外資系コンサルティングファームで勤務していた際にiPhoneを支給されましたが、ウィルス対策ソフトはインストールされていませんでした。

但し、どんなにiOSが強固であったとしても、その上で使うアプリのセキュリティ設定がイマイチでは片手落ちです。以降、よく使われるアプリの設定変更や、無料のセキュリティ対策ソフトをご紹介していきたいと思います。

 

 

アプリのセキュリティ関連設定の見直しポイント

LINE のセキュリティ関連設定

私も含めて多くの方が利用しているLINEのセキュリティ関連設定からご紹介です。いずれも「設定メニュー」(「友だち」の左上にある歯車マークから表示できます)から確認できる設定項目です。

 

「ログイン許可」の無効化

まずは、「アカウント」の設定メニューです。

ここで確認していただきたいのが「ログイン許可」という設定項目です。多くの方は、LINEはお手持ちのスマホからしか使わないと思いますので、この設定は無効にしておきましょう。

こうすることで、PC や iPad からLINEにログインすることを禁止できます。

LINEのセキュリティ設定①

 

「アプリからの情報アクセス」の拒否

次は、「プライバシー管理」の設定メニューです。

ここで確認していただきたいのが「アプリからの情報アクセス」という設定項目です。この設定項目では、ご自身のプロフィール情報を、友達経由で第三者が取得することを許可するか否かを設定できます。

恐ろしいことに初期設定のままだと「常に許可」となっています。こちらは「拒否」に変更しておきましょう

LINEのセキュリティ設定②

 

「ウェブ追跡型広告の受信」の無効化

最後は同じく「プライバシー管理」の設定メニューにある「広告の設定」です。

具体的には、「ウェブ追跡型広告の受信」という設定項目です。こちらが有効になっていると、ご自身のウェブサイトの閲覧履歴がLINEによって収集され、その内容に応じた広告が配信されるようになります。

あまりに自分にピンポイントな広告が表示されるのは少し気持ち悪い…とお感じになる方は、こちらの設定を無効にしておきましょう。

LINEのセキュリティ設定③

 

銀行アプリのセキュリティ関連設定(例:楽天銀行アプリ)

次に高いセキュリティがもとめられる銀行アプリです。

私が利用している楽天銀行アプリを例にセキュリティ関連設定をご紹介いたします。おそらく、どの銀行のアプリでも似たような設定はあるはずなので確認してみたください。逆に、この程度のセキュリティ設定が設けられていないアプリは危険かも?とお考えになった方がいいです。

楽天銀行アプリのセキュリティ関連設定には、次のような設定項目が用意されています。順を追って見ていきましょう。

楽天銀行アプリのセキュリティ関連設定

 

ATM出金・振込など、資金移動に関する設定項目

まずは、資金移動に関する設定項目として、「ATM出金制限」「ATMオートロック」「振込限度額設定」が用意されています。私のようにお小遣い口座としてのみの利用かつ、預金額も大きくないようであれば必須ではないと思います。

しかし、生活費や貯蓄用の口座であり預金額も大きいということであれば、大した手間ではないので、万が一に備えて設定しておくことを強くお勧めします。

 

ログイン制限に関する設定項目

次に、ログイン制限に関する設定項目として、「モバイルアクセス制限」「PC端末ログイン制限」「IPアドレス制限」が用意されています。

正直、一般ユーザが「IPアドレス制限」を利用することはないと思いますので、最低限、「モバイルアクセス制限」(=お手持ちのスマホ以外からのログイン禁止)と「PC端末ログイン制限」(=PCからログインする場合には、お手持ちのスマホからのワンタイム認証を必須化)を設定しておきましょう。

 

 

セキュリティ対策ソフトのご紹介(無料)

小難しい設定も不要かつ、無料でインストールできるセキュリティ対策ソフトを厳選してご紹介したいと思います。

是非、ご自身のスマホにも導入してみてください。

 

通信データを暗号化して無料Wi-Fiも安心利用(『1.1.1.1』の ご紹介 )

まずご紹介するのは、米Cloudflare社が公開しているスマホアプリ「1.1.1.1」です。

同社は、企業向けにCDNやクラウド型WAF等のセキュリティサービスを提供している企業です。数多くのグローバル企業が同社セキュリティサービスを採用しており、知る人ぞ知るといった企業ですね。

 

「1.1.1.1」が提供してくれる安心とは

本アプリは、スマホ向けにセキュアなパブリックDNSサービスを提供してくれるものです。本記事では、技術的な詳細説明は割愛しますが、要は次のような安心を提供してくれます。

セキュリティの強化ポイント
  • DNSクエリから、ウェブサイト閲覧に係る情報を収集されることを防止してくれます
  • 通信データを暗号化してくれるので、セキュリティに不安のある無料Wi-Fiも安心して使えます

 

ワンクリックで完了する簡単設定

「1.1.1.1」の魅力は、セキュリティを強化できることはもちろんのことながら、その設定の簡単さにもあります。

具体的には、インストール後、「1.1.1.1」を起動してワンクリックするだけで設定は完了します。

1.1.1.1 の設定

 

ウェブサイト閲覧状況の追跡を遮断(『FireFox Focus』の ご紹介)

続いでご紹介するのが「Firefox Focus」です。

こちらは、有名なウェブブラウザ「Firefox」を手掛けているMozillaが開発元となるアプリですので、その出自は確かなものといえます。

 

「Firefox Focus」が提供してくれる安心とは

本アプリは、ウェブサイト閲覧時に勝手に埋め込まれる各種情報(追跡用のCookieなど)を消去してくれるものです。本記事では、技術的な詳細説明は割愛しますが、要は次のような安心を提供してくれます。

セキュリティの強化ポイント
  • ウェブサイト閲覧時のプライバシー保護を自動的にやってくれます
  • プライバシー保護を通じて、不必要な広告が表示されることを防止してくれます(サイト閲覧速度も高速化されます)

 

Safariの補助ツールとしての使い方がベスト

「FireFox Focus」は、ウェブブラウザとしても利用できますが使い勝手は少しイマイチです。

ですので、iPhoneの標準ブラウザ「Safari」と組み合わせてお使いになるのが良いかと思います。

具体的な設定方法は下記の通りです。

 

「FireFox Focus」側の設定

まず、「FireFox Focus」の環境設定にて、「SAFARI統合」を有効にしましょう。

FireFox Focus の設定①

 

「Safari」側の設定

次に、「Safari」の設定です。

まず、iPhoneの「設定」から「Safari」を選択してください。いくつか設定項目が表示されるかと思いますので、その中から「コンテンツブロッカー」、「FireFox Focus」の順にクリックしてください。

これで完了です。

FireFox Focus の設定②

 

 

まとめ ~あまりにも急速にスマホは身近になりすぎた?~

スマホはあまりにも急速かつ、手軽に使えるツールとして普及したため、必要なセキュリティ対策に対して、一般ユーザのリテラシーや対応状況が追いついていないのではないかと思います。

本記事では、手軽かつ無料でとれるセキュリティ対策についてご紹介してきました。

一通り対応したとしても小一時間で完了するものとなります。是非、お試しいただければと存じます。